やわらかい

高齢者や一人暮らしの方

硬いものが噛みにくくなってきた、入れ歯の調子が悪い、やわらかく調理するのは手間がかかり大変、そんな方へ。
   

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1.かたさの区分

UDF区分とは?

日本介護食品協議会がユニバーサルデザインフード(UDF)として制定した規格で、食品のかたさや粘度から4つの分類に分けたものです。

*参考:日本食品協議会「UDF区分表」より

2.食べやすい食品・食べにくい食品

食べやすい食品(形態)

時間をかけてしっかり加熱した軟らかい食品
必要に応じてきざみ食、細きざみ、粗きざみ、極きざみ食など

食べにくい食品

・肉類・魚介類・・・イカ(生・加熱)、するめ、タコ、加熱すると身がしまる魚、厚い肉
・野菜類、果物類・・・ごぼう、セロリなど(繊維が硬い野菜)、葉物野菜、りんご
・漬物類・・・たくあん漬け、きゅうり漬け
・その他・・・こんにゃく、もち、せんべいなど


3.調理の工夫

軟らかくなるまで加熱する

肉・野菜・イモ・ご飯・麺などは、口蓋(上あご)と舌で押しつぶせるくらいに軟らかくなるまで加熱すると良いでしょう。

 

軟らかい食材を選ぶ

肉は適度に脂身のある部位を選びましょう。加熱してもかたくなりにくく噛み切りやすいです。
魚は加熱しても身のしまらない、たら・あなご・うなぎ・かれい・いわしなどを選びましょう。

 

切り目を入れたり、食べやすく切ったりする

肉は調理前に白い脂身と赤身の間に数か所切れ目を入れて筋切をしましょう。
野菜などは繊維を断ち切るように切ったり、切り目を入れて(例えば大根に格子状に隠し包丁を入れる)噛み切りやすくしましょう。
食べ物の噛みやすい厚さは5~8㎜程度と言われています。野菜などはこの厚さを目安にすると良いでしょう。
麺類は軟らかく茹で、3~5㎝くらいに切っておくと食べやすくなります。

 

パサパサするものはしっとりさせる

パンやクッキーなどパサパサして唾液を吸い取られるものは、牛乳や飲み物などに浸してしっとりさせて食べると良いでしょう。

 

調理済み食品を上手に利用

「食べやすいように工夫したいけど調理に時間がかかる」「一人暮らしで毎日の食事を用意するのが面倒」など、日々の食事を用意することが困難な方におすすめなのが宅配食・通販食です。
咀嚼力の低下した方でも安心して食べていただける、お弁当や調理済みの冷凍食品・レトルト食品・フリーズドライ商品などがあります。
企業によっては独自の技術で、たけのこ、ごぼう、れんこんなどのかたい素材も見た目はそのままで軟らかく加工されたものがあり、舌やスプーンで簡単に崩すことのできる食品などもありますし、ユニバーサルデザインフード表示がついている商品もありますので、ご自身の噛む力や飲み込む力に合わせてご購入いただけます。
さまざまな企業のものを見比べ、またはお試しセットなどの最少単位でご購入され、お試しいただければと思います。

 

4.噛む力について

噛みやすいからといって軟らかいものばかり食べていると唾液の分泌が減少し、口腔内の衛生を保てなくなったり消化不良の原因になったりと、さまざまなところに影響がでてきます。よく噛んでゆっくり食べることを心掛けましょう。

 

噛むことで得られる効用

●肥満の予防
    よく噛むと脳にある満腹中枢が働き、満腹感を得やすくなります。
●味覚の発達
    よく噛むと食べ物本来の味がわかります。
    薄味でよく噛んで食べることにより食材そのものの持ち味を味わいましょう。
●脳の発達
    よく噛むことは脳細胞の働きを活発にします。
    認知症の予防にもなります。
●歯の病気を防ぐ
    よく噛むと唾液の分泌が良くなり、口の中をきれいにします。
●胃腸の働きを促進する
    食べ物がきちんと咀嚼されないと胃腸障害の原因となります。

5.口腔内の環境や食べる姿勢について

口腔内の環境

口の中が汚れていると歯周病や虫歯などの原因となります。
食後は必ず歯磨きや舌の掃除などで口の中を清潔にしましょう。
歯科の定期検診を受診したり、義歯のある方は義歯の調整をしっかりと行いましょう。

食べる姿勢

まっすぐ前を見て背筋をしっかりと伸ばしましょう。
次に舌を前に出し、舌と床が平行になっているか確認します。
この姿勢が食べるときの良い姿勢です。


よくある食事相談

Q1.歯の治療中ですが、噛まなくても食べることができる食事はないでしょうか?

A1.一般的にソフト食やミキサー食と言われる食事形態が適しているかと思います。ミキサーをお持ちで調理できる方がいる場合は自宅でも作ることができます。自宅での調理が難しい場合は濃厚流動食という飲み物があります。1日に数本を組み合わせることで、必要な栄養素を摂取することができます。 濃厚流動食はドラッグストアや通信販売などで購入することができます。人それぞれ歯の状態は違いますので、通院している歯科の先生に食べても良い食事について確認してみましょう。

Q2.大腸の手術を行いました。腸閉塞になりにくく消化に良い軟らかい食事についてアドバイスいただけないでしょうか?

A2.食事療法のポイントですが、1日3食規則正しく、栄養のバランスの良い食事をとることが基本となります。 術後3ヶ月くらいは消化されにくい食品や食物繊維の多い食品を控え、軟らかく消化の良い食品を少量ずつ、ゆっくりとよく噛んで食べましょう。
【好ましい食品】
粥、ご飯、煮込みうどん、白パン、イモ類、ヨーグルト、豆腐、卵、脂肪の少ない肉(ささみ、ひれ肉など)、脂肪の少ない魚(かれい、たい、あじ、さけなど) 軟らかく煮た野菜、バナナ、りんご、もも、ビスケット、カステラ、ゼリーなど。
病態によって個人差がありますので、詳しくはかかりつけ医や管理栄養士の指導を受けましょう。


【参考】

●国立研究開発法人国立がん研究センター「がん情報サービス-手術後の食事(胃、大腸)」

●山崎文雄、丸山千鶴、中丸ちづ子、増田邦子:食事介護マニュアル食べる機能を生かした食事、第一出版、2007

●山田晴子:絵で見てわかるかみやすい飲み込みやすい食事のくふう、女子栄養大学出版部、2010

●厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」

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